2019年11月28日 第7回チャリティーコンサート ~被災地の子ども達へ~
会場:オーキッド ミュージック サロン 二子玉川
出演:久保田 巧 (Violin) 村田 千佳 (Piano)
2013年から始まり、ヴァイオリニストの久保田巧様とピアニストの村田千佳様には初回から欠かさずご協力いただいているチャリティーコンサートも、今年で7回目を迎えました。
当日は生憎の雨模様に加え寒い日となりましたが、定員を超える90名ものお客様をお迎えし、開催されました。
第1部は、モーツアルト『ヴァイオリン・ソナタ KV378』のデュオの演奏から始まり、シューベルト『ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D960より第2楽章』は、村田千佳様がお話を交え演奏下さいました。この曲は村田様が渋谷の雑踏の中で、雑念から解放されてイヤホンから聴こえる音に集中し音楽の素晴らしさを認識なさったと話され、聴衆の皆様の興味を一層狩り立てました。
一部の最後の曲は、お馴染みのクライスラーの『ウィーン風狂想的幻想曲』です。久保田様よりクライスラーの晩年の73歳の時に作曲されたと伺い、儚さの中にも華やかさが感じられ、万感の拍手の中、休憩となりました。
第2部では、久保田巧様より曲の紹介やドイツ語にも関西風と関東風があるとユーモラスに語って頂き、会場が和んだところで、R.シュトラウス 『ヴァイオリン・ソナタ』を演奏して頂き、鳴り止まぬ拍手に引き続きアンコールを2曲ご披露下さいました。
コンサート最後に、今回のチャリティーコンサートの支援先の一つ、「特定非営利活動法人 福島県の児童養護施設の子どもの健康を考える会」通称“ICA福子” 代表の澤田和美様より、甲状腺エコー検査の大切さを幼い子供や発達障害のある子どもたちに紙芝居を使って理解を深めている活動などを報告して頂きました。
今回のコンサートで得られたご寄付は、この「ICA福子」と「特定非営利活動法人キッズドア」に支援させていただきます。
コンサート終了後は、会場内のホールにて、演奏家のお二人にも加わって頂き、ドリンクを片手に歓談。コンサートの余韻を楽しんでいただきました。
演奏家お二人のご協力と、お足元の悪い中お運びくださった皆様に、改めて心よりお礼申し上げます。
今回のチャリティーコンサートのプログラム