2024年10月17日 第8回チャリティーコンサート ~能登半島地震被災地の子どもたちへ~
会場:MUJICASA
出演:久保田 巧 (Violin) 宮川 知子 (Piano)
コロナの休止期間を経て5年ぶりとなるチャリティコンサートは、100名に近いお客様をお迎えして、代々木上原にあるムジカーザにて開催されました。
開演の冒頭に2010オリーブの木代表の平松清美から、ご挨拶を申し上げました。
長いこと国際難民支援に関わってきたボランティア仲間10数名で、身近で目に見える支援をとこの2010オリーブの木を立ち上げた成り立ちをお話しし、昨年末には支援総額500万円を超えたことをご報告いたしました。
続いて今回のコンサートの全収益金の寄付先である公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの代表理事今井悠介様から、能登半島で被災した子どもたちのこと、貧困家庭の子どもたちに生じる体験格差のこと、スタディークーポンを広める活動など、現状を詳しくお話して頂きました。
プログラム第一部は、シューベルト:ソナチネ第1番ニ長調から始まり、ヴァイオリンとピアノの演奏がムジカーザのホールに心地良く響き渡りました。
続いてニューシネマパラダイスのメドレーをピアノソロで演奏して頂き、お馴染みの曲に心が躍ります。
そして、再びクライスラー:シチリアーノとリゴードン、テンポ・ディ・メヌエットの2曲をお二人で演奏して頂き、休憩となりました。
第二部は、フランク:ソナタ イ長調の演奏です。
この曲は、2016年のチャリティコンサートでも演奏して頂き、特に印象深く私たちの記憶に残り、リクエストさせて頂きました。
久保田様から、この曲はフランクの友人のヴァイオリニストの結婚祝いに献呈した曲と紹介いただき、曲の展開に想像が膨らみ、そして圧巻の演奏に万感の拍手が鳴り響きました。
アンコールにはマスネ:タイスの瞑想曲とクライスラー:美しきロスマリンの2曲を演奏くださいました。
お客様がお帰りになる時に、笑顔で次回のコンサートを楽しみにしているとお声がけを頂き、4年間のブランクを経て何とか再開させたコンサートを、皆様にお楽しみ頂けてスタッフ一同安堵致しました。
2013年、第一回チャリティコンサートからご出演頂いているヴァイオリニストの久保田巧様と、新しくご参加頂いたピアニストの宮川知子様のご協力に心より感謝申し上げます。
そして、ご来場の皆様からのチケット代としてのご寄付と、“弦セレーズ”様のコンサートでの募金額を合わせて、支援金は総額496,000円に上り、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンにお贈りしましたことをご報告致します。
皆様のご協力に改めて深くお礼申し上げます。
今回のチャリティーコンサートのプログラム